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日本俳優 女優 · 日本・神奈川県 — 2026.03.07 公開 / 2026.05.17 更新 — 執筆:
Juri Kosaka

上坂樹里

2005年神奈川県生まれの女優。「ミスセブンティーン2021」グランプリで Seventeen 専属モデルとしてキャリアを開始、2023年「いちばんすきな花」(フジテレビ)、2024年「ビリオン×スクール」(フジテレビ)で連続ドラマのレギュラー入り。2026年度前期 NHK 朝ドラ「風、薫る」では2,410人のオーディションを勝ち抜き、見上愛とのW主演に選ばれた。

#朝ドラ#若手女優#NHK#新世代
PROFILE — 009
JK
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プロフィール

本名 上坂樹里
生年月日 2005年7月14日
出身地 日本・神奈川県
身長 160cm
カテゴリ 女優
デビュー 2021年(LINE NEWS「そらぞら」)
所属 エイベックス・マネジメント・エージェンシー

上坂樹里という名前が朝の食卓に届くのは、2026年3月30日の月曜日の朝、NHK 連続テレビ小説「風、薫る」(2026年度前期)第1話の放送開始からだ。20歳の彼女が引き受けるのは、明治時代、生まれてすぐ親に捨てられて教会で育った大家直美役——見上愛演じる一ノ瀬りんと出会い、まだ職業として確立されていなかった看護の世界に飛び込むバディドラマの片翼。2,410人が参加した公募オーディションから選ばれた、もう一人の主役である。

ただし「朝ドラで突然現れた新人」という見方は、彼女の実態の半分しか説明していない。12歳でモデルコンテストの賞を獲り、16歳で「Seventeen」専属モデルオーディションのグランプリに選ばれ、20歳までに NHK と民放のレギュラードラマで実績を積み上げてきた——5年のキャリアを既に抱えた若手俳優として、彼女は朝ドラのスタジオに入る。

— 01若い頃とプロフィール — モデルから女優へ

2005年7月14日、神奈川県生まれ。エイベックス・マネジメント・エージェンシー所属。芸能界へのきっかけは2017年、12歳のときに参加した「キラチャレ2017」のモデル部門で審査員特別賞を獲ったことだった。

2021年、集英社の少女向けファッション誌「Seventeen」が4年ぶりに開催した「ミスセブンティーン2021」専属モデルオーディションでグランプリ受賞者の一人として選ばれた(上坂樹里 — Wikipedia上坂 樹里 — Seventeen-Web)。同年、LINE NEWS の縦型ドラマ「そらぞら」で女優デビュー。スマートフォン縦画面に最適化された数分のドラマシリーズという、彼女の世代に固有の入り口だった。

2022年には NHK の単発ドラマ「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」で地上波初主演。2023年、テレ朝×ABEMA「生理のおじさんとその娘」(ヒロイン役)は東京ドラマアウォード2023で作品賞を受賞している。モデルから演技へ、わずか2年でレギュラー枠の主演を任される位置へ移ったことになる。

— 02ドラマ出演歴 — 民放での蓄積と「御上先生」

2023年10月期、フジテレビ系「いちばんすきな花」第8話で民放ドラマに初出演。生方美久脚本のこの作品では、多部未華子演じる光橋花の若年期を担当した。短い登場ながらドラマ全体の感情曲線を引き受けたシーンが SNS で大きな反応を得て、次の連ドラ起用への流れを作っている(『いちばんすきな花』でネットを沸かし『ビリオン×スクール』でいじめられる生徒に — Yahoo!ニュース エキスパート)。

2024年7月期、フジテレビ系金曜9時ドラマ「ビリオン×スクール」で連続ドラマ初レギュラーに到達する。山田涼介主演、超富裕層の生徒が集まる学校が舞台のオリジナル脚本で、彼女は梅野ひめ香役を引き受けた。撮影中の負荷の高いシーンで涙が止まらなかった経験を、本人は山田涼介からかけられた言葉で支えられたとモデルプレスのインタビューで語っている(「ビリオン×スクール」上坂樹里 撮影中涙止まらず — モデルプレス)。

2025年1月期には、松坂桃李主演の TBS 日曜劇場「御上先生」に東雲温役で出演。社会派の学園ドラマで、地上波プライム帯の話題作に名を連ねたことは、朝ドラ主演の発表直前のキャリアとして大きな意味を持った(上坂樹里「御上先生」出演 — Seventeen-Webシネマトゥデイ)。

観客側から見えるテンポの作家性

上坂の演技を観ていて気づくのは、台詞と台詞のあいだの呼吸のテンポが、共演者より半拍ぶん遅いことだ。「いちばんすきな花」の中学生時代のワンシーンでも、「ビリオン×スクール」のクラスのシーンでも、彼女は周囲が言葉を返す速度に合わせず、一度息を入れる。これは演技経験の浅さからくる戸惑いではなく、生方美久が書いた間合いを「Z 世代の自然なリアクション」として読み直す身体の選択に見える——SNS のやりとりでは即レスより一度考えて返す方がむしろ日常的で、彼女のテンポはそちらに同期している。朝ドラのスタジオ収録、1日に処理する分量が連ドラの数倍になる現場で、この半拍のテンポをどう保つかは、彼女個人にとっても観客にとっても、2026年4月から半年間の見どころになる。

— 03上坂樹里と朝ドラ公募オーディション史

2,410人という数字を、過去の朝ドラ公募オーディションと並べてみると、上坂が引き受けた仕事の重みが具体的に見えてくる。「カムカムエヴリバディ」(2021)の3代目ヒロイン公募は約1,900人、「ちむどんどん」(2022)の黒島結菜は約2,500人、「らんまん」(2023)の浜辺美波は公募非実施・指名制、「ブギウギ」(2023)の趣里は約1,800人、「虎に翼」(2024)の伊藤沙莉は公募非実施。2,400人を超えるオーディションを経た朝ドラ主演としては、20歳の上坂は「ちむどんどん」黒島結菜(当時24歳)に並ぶスケールから選ばれた俳優にあたる。

W主演という形式自体も、朝ドラの中では稀である。直近10年で同枠が二人主演体制を明示的に採ったのは「マッサン」(2014、玉山鉄二・シャーロット・ケイト・フォックス)、「ふたりっ子」(1996)に近い構造を持つ作品ぐらいで、女性二人のW主演は朝ドラ史でも数えるほどだ。同期間の朝ドラヒロイン経験者で20歳前後(撮影開始時)の俳優は、芳根京子(「べっぴんさん」当時22歳)、有村架純(「ひよっこ」当時23歳)、清原果耶(「おかえりモネ」当時19歳)、川栄李奈(「あさが来た」準ヒロ当時20歳)など。20歳ちょうどでW主演を引き受けた俳優は、本作の上坂が朝ドラ史でも極めて若い側に属する。

観客側から見える「公募組」の重さ

3,000人超の Seventeen オーディションを2021年に勝ち、2025年に2,410人の朝ドラ公募を勝ち抜く——上坂の20年は、公募システムを連続的に通過することで構築されている。指名制で主演を獲得する俳優(事務所ルートで配役される従来型)と異なり、公募経由の主演は「複数の選考者の合意」を継続的に取らねばならない。朝ドラ制作チームが公募からW主演を選ぶときに評価したのは、彼女が一定数のスタッフを納得させてきた歴史そのものでもある。「カムカムエヴリバディ」「おかえりモネ」を挙げた本人のコメントが示唆するのは、彼女が朝ドラを「俳優としての完成形を求めて視聴してきた側」だったことで、公募される側から選ぶ側の境目を、撮影現場で半年かけて越えていく時間が2026年4月から始まる。

— 04朝ドラ「風、薫る」の大家直美役

2026年度前期の NHK 朝ドラ「風、薫る」(脚本:吉澤智子、原案:田中ひかる「明治のナイチンゲール 大関和物語」)は、明治期にトレインドナースと呼ばれた正規訓練を受けた看護師、史実上の鈴木雅と大関和をモチーフにしたバディドラマだ。一ノ瀬りん(見上愛)と大家直美(上坂樹里)は、桜井女学校の看護婦養成所でスコットランド出身の看護教師マーガレット・バーンズ(演:エマ・ハワード)に学ぶ世代として描かれる(バーンズは、史実で養成所を指導した米国人看護教育者アグネス・ヴェッチを翻案したドラマ独自の人物)。

上坂が演じる大家直美は、生まれてすぐ親に捨てられ、教会で保護されて育ったキャラクター。実在モデルである大関和の人生(士族の妻として一度結婚しながら離別、子を抱えて看護師となった経歴)の核心の一つを、ドラマは「孤児として始まった人」の物語に置き換えている。生まれの不安定さを抱えながら、職業として確立されたばかりの看護を選び取る女性——上坂が任された役柄は、明治期の女性史が抱える「制度と個人」のせめぎ合いそのものを背負っている。

主演発表会見では涙ながらに登壇し、朝ドラオーディションは今回が3回目だったことを明かしている。印象に残っている朝ドラとして「カムカムエヴリバディ」「おかえりモネ」を挙げた(「風、薫る」見上愛とW主演の上坂樹里、朝ドラオーディションは3回目 — モデルプレス上坂樹里がNHK2026年度前期朝ドラ『風、薫る』のもうひとりの主人公に — CINRA)。撮影は2025年から開始されている。

2,410人の中から選ばれた20歳が、半年間毎朝、明治期の看護師を演じる仕事——朝ドラ史でも、これだけのキャリア序盤に長尺の主役を任された俳優は限られている。

— 05基本データ — 身長・学歴・CM

検索でよく調べられる基本的なプロフィール情報を、出典付きで整理しておく。

(出典:上坂樹里 プロフィール|avex公式)

CM出演では、2026年6月1日全国放送開始のローソンのテレビCM(梅沢富美男・川栄李奈・佐野勇斗らと共演)に起用されている(avex公式ニュース)。

——「演じることを通して、自分も変わっていけたら」。主演決定発表時のコメントから。

— 主な出演作品FILMOGRAPHY

2026
風、薫る
大家直美役(W主演)
ドラマ
2025
御上先生
東雲温役
ドラマ
2024
ビリオン×スクール
梅野ひめ香役(レギュラー)
ドラマ
2023
いちばんすきな花
光橋花(中学生時代)役
ドラマ
2023
生理のおじさんとその娘
ヒロイン
ドラマ
2022
ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち
主演(地上波初)
ドラマ
2021
そらぞら
主演(女優デビュー)
ドラマ

— 主な受賞歴AWARDS

2017
キラチャレ2017 モデル部門 審査員特別賞 12歳で受賞
2021
「Seventeen」専属モデルオーディション グランプリ 3,000人超の応募から選出

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初出公開: 2026.03.07 / 最終更新: 2026.05.17 記事の作りかたについて →